松丸・秋祭り
松野町で10月の下旬に行われる天満神社の秋祭り。
ぽっぽ温泉前の広場に2つの神輿(みこし)が安置され、
五鹿踊り(いつしかおどり)や獅子舞が奉納される。
それが終わると、神輿、四つ太鼓、牛鬼(うしおに)が
町内を1周したのち、松丸街道の中央あたりで、
四つ太鼓と牛鬼が激しくぶつかり合う”けんか練り”で
祭りは最高潮となる。
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祭りの日、松丸街道の両側には
多くの露店が並ぶ。
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ぽっぽ温泉前の広場に作られた
祭壇と神主さん。
2つの神輿が安置されている。
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五鹿踊り。
江戸時代に宇和島藩であった所の
多くに、この踊りが残っている。
伊達政宗の子どもが仙台から
宇和島藩に移ってきたときに、
故郷の仙台の踊りを懐かしみ、
家臣に鹿の頭を作らせ舞わせたのが
始まりといわれている。
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獅子舞。
赤い獅子と緑の獅子が舞を奉納する。
獅子の中には各々ふたりの若者が入って
演じる。
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五鹿踊りと獅子舞を見守る天狗。
この天狗の役割がよくわからない。
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きれいな衣装を着たふたりの稚児。
この二人の稚児にも何かの役割が
あるのだろう。
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五鹿踊りと獅子舞の奉納が終わると、
神輿、四つ太鼓、牛鬼が町内に繰り出す。
まず、先頭をきって神輿が出発する。
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つぎに、四つ太鼓が神輿の後に続く。
若者に担がれた四つ太鼓の中では、
四人の子どもが太鼓を叩いている。
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さいごに祭礼の主役、牛鬼が出て行く。
牛鬼は5〜6mの牛をかたどった竹組みの
胴体に丸木で作られた長い首と鬼面の頭、
剣をかたどった尻尾(しっぽ)がついており、
全身はシュロの毛で覆われている。
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四つ太鼓と牛鬼の睨み合い。
これから始まる”けんか練り”への期待が
高まる一瞬。
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激しくぶつかり合う四つ太鼓と牛鬼。
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このとき四つ太鼓には、こども4人ではなく、
太鼓を指揮する若者がひとり乗っている。
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激しいぶつかり合いの後を示すように、
街道の上には、牛鬼が落としたシュロや、
四つ太鼓のかき棒を引きずった後が残って
いた。
撮影日2004.10.24
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